付言事項は、法的拘束力はないが、想いを伝えるための文章です。
そのため、
- 叱らない
- 指示しすぎない
- 感謝・配慮・理由を中心に
が基本です。
文例①「揉めないでほしい」
会話でよくある言葉
「兄弟で揉めてほしくないんです」
「仲良くやってほしいだけなんです」
付言事項の文例
私の死後について、相続人同士で争うことなく、
互いに思いやりをもって話し合い、円満に解決してくれることを願っています。
それぞれの立場や事情を尊重し、これからも良い関係を続けてください。
文例②「財産の分け方に理由がある」
会話
「不公平と思われるかもしれないけれど、理由があるんです」
文例
この遺言の内容について、不公平に感じる者がいるかもしれません。
しかし、私なりにこれまでの経緯やそれぞれの状況を考えたうえで決めたものです。
どうかその気持ちを理解してもらえたらと思います。
文例③「長年世話になった人へ」
会話
「この子(この人)には本当に助けてもらった」
文例
これまで私の生活を支え、親身になって世話をしてくれたことに、
心から感謝しています。
その感謝の気持ちとして、このような形をとりました。
文例④「配偶者・子どもへの感謝」
会話
「面と向かって言えなかったけど、ありがとうって伝えたい」
文例
これまで家族として共に過ごしてくれて、ありがとうございました。
たくさん助けられ、支えられてきました。
それぞれが自分の人生を大切に、前を向いて歩んでくれることを願っています。
文例⑤「口うるさくは言いたくないけど…」
会話
「あれこれ指示したいわけじゃないんです」
文例
私の考えはここに記しましたが、
すべてをこのとおりにしなければならないとは思っていません。
残された皆でよく話し合い、納得のいく形を選んでください。
文例⑥「自分らしい締めの一文」
会話
「重たい感じにはしたくないですね」
文例
これが、今の私なりに考えた結論です。
どうか、それぞれが穏やかな気持ちで日々を過ごしてくれることを願っています。
👉「話した内容を、第三者が読んでも角が立たない文章」にするのが役割です。
お話の中で出てきたお気持ちを、
遺言書の付言事項として自然な文章に整えるお手伝いも行っています。

