介護はまだ始まっていないけれど…将来に備えて今できること|犬山の行政書士が解説

相続

はじめに

「親はまだ元気だから、介護や相続のことは先でいい」と思っていませんか?
しかし、介護は突然始まることが多く、準備をしていないと慌ててしまいます。
しかも介護と相続は切り離せない問題であり、対応を誤ると家族間のトラブルに直結します。

本記事では、犬山の行政書士が 介護が始まる前だからこそできる準備 を、ケース別にわかりやすく解説します。

1. 介護が始まる前にできる準備

健康や生活の把握

  • 持病やかかりつけ医、服薬の情報を家族で共有
  • 「介護が必要になったら自宅か施設か」など、希望を元気なうちに確認

費用の備え

  • 介護費用のおおよその目安を知っておく
  • 預貯金・年金・生命保険などを家族で把握

2. 法律面の備え

遺言書の作成

  • 元気なうちにしか作成できない
  • 「平等に分ける」「介護を担った子に感謝を示す」など意思を明確にできる

任意後見契約・財産管理契約

  • 判断能力があるうちに、将来の財産管理や生活支援を誰に託すか決められる
  • 認知症になってからでは遅い

家族合意書

  • 介護費用や役割分担を「話し合った証拠」として残せる

親が拒否・頑固なときの声かけ例

子どもは将来が気になる一方で、親が「縁起でもない」と拒否することもよくあります。

具体的な会話例

ケース1:「まだ元気だから大丈夫」と言われたとき

NG例
「でも、介護は急に来るんだから準備しないと!」
➡ 親を追い詰めてしまい、話が進まない。

OK例
「そうだよね、元気なのが一番だよね。
でも、元気なうちに決めておいた方が、自分の希望をそのまま形にできるんだって。
後からだと子どもが勝手に決めることになるから、今の気持ちを聞いておきたいんだ。」


ケース2:「縁起でもない」と言われたとき

NG例
「そんなこと言ってる場合じゃない!」
➡ 親が不安になり、拒否感が強まる。

OK例
「これは“死ぬ準備”じゃなくて、“安心して生きる準備”なんだって。
元気に過ごすための“もしもの保険”みたいなものだよ。」


ケース3:「財産のことは話したくない」と言われたとき

NG例
「じゃあ通帳見せてよ!」
➡ 不信感を招き、険悪に。

OK例
「財産の細かいことまでは聞かないよ。
でも、どこに預けてあるかだけ教えておいてくれたら、もしもの時に困らないから安心なんだ。」


ケース4:「面倒だから考えたくない」と言われたとき

NG例
「そんなこと言ってると、子どもに迷惑かけるよ!」
➡ 親のプライドを傷つけてしまう。

OK例
「面倒なことは専門家に任せられるんだって。
ちょっと話を聞くだけでも“やること”が整理できるらしいよ。
一緒に聞くだけならどうかな?」


親が拒否しても、話し方を工夫することで少しずつ歩み寄ることができます。
強く迫るよりも、「親の希望を尊重したい」「安心して暮らしてほしい」という思いを伝えることが大切です。


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