― 突然の場合と、準備があった場合の違い ―
家族が亡くなると、深い悲しみの中でも
さまざまな手続きを進めなければなりません。
実はその大変さは、
「突然亡くなったのか」
「ある程度予測でき、準備があったのか」
によって大きく変わります。
この記事では、状況別に
「何をすればいいのか」「何が違うのか」を
分かりやすくご説明します。
① 突然亡くなった場合(急病・事故・孤独死など)
まず最初に行うこと
- 医師による死亡確認
- 死亡届の提出(原則7日以内)葬儀会社が提出してくれることが多い
- 火葬許可証の取得 葬儀会社が提出してくれることが多い
- 葬儀社への連絡・葬儀の手配
この段階では、
気持ちの整理がつかないまま、短時間で判断を迫られる
ケースがほとんどです。
その後に必要となる主な手続き
- 年金・健康保険の手続き
- 銀行口座の凍結対応
- 公共料金・賃貸住宅の解約
- 相続人の調査(戸籍収集)
- 遺産分割協議(遺言がない場合)
📌 よくあるお悩み
・通帳や印鑑の場所が分からない
・葬儀費用をどう払えばいいか分からない
・相続の話を誰とどう進めればいいか不安
② ある程度予見があり、準備ができていた場合
病気や高齢などで、
ある程度先を見据えて準備ができている場合、
残された家族の負担は大きく変わります。
準備があることで違ってくる点
- 葬儀の希望が分かっている
- 依頼する葬儀社が決まっている
- 財産や口座の情報が整理されている
- 遺言書があり、相続の方向性が明確
結果として、
迷い・不安・家族間のトラブルが起こりにくくなります。
③ 葬儀は「亡くなってから」だけでなく事前に備えられます
「葬儀は、亡くなってから決めるもの」
と思われがちですが、
実際には生前にできる準備があります。
葬儀の事前準備でよくあるもの
1.葬儀の事前相談・見積もり
- 葬儀の形式(家族葬・直葬など)
- 費用の目安
- 何が含まれ、何が別料金か
をあらかじめ知っておくことで、
いざという時に慌てずに済みます。
※ 見積もりを取ったからといって、
必ず依頼しなければならないわけではありません。
2.葬儀社の会員登録制度
葬儀社によっては、生前に会員登録をすることで
- 葬儀費用の割引
- 事前相談無料
- 緊急時の優先対応
などの制度があります。
登録だけで費用がかからないケースもあり、
「万が一の連絡先を決めておく」という意味で
利用される方も増えています。
3.葬儀費用の支払いについての準備
亡くなったことを銀行が知ると銀行口座は凍結されます。
そのため、
・誰が一時的に支払うのか
・どのお金を葬儀費用に充てるのか
を事前に考えておくことはとても重要です。
「このお金を葬儀に使ってほしい」
と伝えておくだけでも、家族の負担は軽くなります。
④ 突然死と準備がある場合の違い(比較)
| 項目 | 突然亡くなった場合 | 準備がある場合 |
|---|---|---|
| 葬儀社 | 急いで探す | 事前に決まっている |
| 葬儀費用 | 相場が分からず不安 | 目安が分かっている |
| 家族の判断 | 短時間で多数 | 最小限で済む |
| 相続 | 揉めやすい | 方向性が明確 |
⑤ 「亡くなった後」だけでなく「その前」の備えが大切です
「まだ元気だから」
「財産が多くないから」
そう思われる方も多いですが、
準備の有無で、家族の大変さは大きく変わります。
行政書士ができるサポート
当事務所では、
・相続手続きのサポート
・遺言書作成支援
・エンディングノートの整理
などを通じて、
ご本人とご家族、両方の安心をお手伝いしています。
「何から始めればいいか分からない」
そんな段階からでも大丈夫です。
まとめ
家族が亡くなったとき、
何をすればいいのか分からず困る方は少なくありません。
だからこそ、
・少し知っておく
・少し準備しておく
その積み重ねが、
残される家族への大きな思いやりになります。
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