「親の本籍ってどこ?」
そう聞かれて、すぐに答えられますか?
普段の生活では、本籍地を意識する機会はほとんどありません。
そのため、「住所は知っているけれど、本籍は分からない」という方も少なくありません。
しかし、本籍地は、いざという時に必要になる大切な情報です。
死亡届には「本籍地」の記載が必要です
ご家族が亡くなられた際、まず行う手続きの一つが死亡届の提出です。
死亡届には、
亡くなられた方の本籍地
を記載する欄があります。
ここで意外と多いのが、
「本籍ってどこだった?」
というケースです。
住所と本籍地は同じとは限りません。
結婚や転籍などで、本籍を変更している方も多くいらっしゃいます。
悲しみの中、葬儀の準備や様々な手続きに追われながら、本籍を調べることになると、ご家族の負担はさらに大きくなってしまいます。
書くのは、ご本人ではありません
死亡届に本籍を書くのは、多くの場合、ご家族です。
本人に聞こうと思っても、もう確認することはできません。
だからこそ、
元気なうちに家族で話しておくこと
が大切です。
本籍地はどうやって確認する?
本籍地を確認する方法はいくつかあります。
例えば、
- 本籍が記載された住民票を取得する
- 戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)を取得する
特に、本籍が記載された住民票や戸籍謄本を一度確認しておくと安心です。
「後で取ればいい」と思っていませんか?
住民票は、同一世帯の方であれば取得できる場合があります。
一方で、別世帯のお子さんが代理で取得する場合は、原則として本人の委任状が必要になります。
そして、その委任状は、ご本人に意思能力があることが前提です。
認知症などで意思能力が失われると、委任状を作成することが難しくなる場合があります。
もちろん、個々の事情によって対応方法は異なりますが、「必要になってから」では思うように手続きが進まないこともあります。
終活は「難しいこと」をすることではありません
終活というと、
- 遺言を書く
- 相続対策をする
- 財産を整理する
といったことを思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、
「本籍地を確認しておく」
これも立派な終活です。
難しい知識は必要ありません。
家族で、
「そういえば、本籍ってどこだっけ?」
そんな会話をするだけでも、将来の安心につながります。
今日できること
まずは、ご家族にこんな質問をしてみませんか?
- 本籍地はどこ?
- 戸籍はどこの役所で取れる?
- 本籍が記載された住民票を見たことがある?
ほんの数分の会話が、将来、ご家族を助けることにつながるかもしれません。
まとめ
本籍地は、普段は意識しない情報です。
しかし、死亡届をはじめ、相続手続きなどでも重要になることがあります。
「親の本籍、知っていますか?」
この問いにすぐ答えられない方は、ぜひ元気な今のうちに確認してみてください。
小さな確認が、将来のご家族の安心につながります。
※本記事は一般的な情報をもとに作成しています。住民票や戸籍の取得方法は、請求する方との関係や自治体の運用によって異なる場合があります。具体的な手続きについては、お住まいの市区町村や専門家へご確認ください。


